産地ごとの多種多様な作風を愛でる「陶磁器」

伝統を継承しながら進化を続ける多種多様な工芸品

普段使いの器から美術的価値の高い茶碗や花器、また鑑賞の愉しみを与えてくれる壺やオブジェまで、日本人の暮らしに溶け込んでいる陶磁器。「陶磁器」とは粘土を主原料とし約700〜1,300度で焼く陶器と、砕いた陶石が原料で約1,200 〜 1,300 度で焼成する磁器から成ります。

しかし両者は同じ “ やきもの ” でありながら原料の違いだけでなく、手ざわりや器肌の色味、趣においても一線を画する存在です。さらに技法の違いや産地の気候風土といった地理的条件、窯ごとの特性、作家の個性や表現の幅に触れることで、多様性に満ちた日本ならではの陶磁器の奥深い魅力が見えてくるでしょう。そのバリエーションは、全国に222品目が存在する伝統的工芸品の中で陶磁器は 31 品目と、織物に次ぐ数の多さからも明らかです。

特集一覧を見る
pagetop